トップ
≪Book≫『嫌われ松子の一生』
私は電車通勤が長いのでよく本を読む。しかし正直言ってベストセラーになるような人気本こそほとんど読んでいない。趣味が偏ってるせいで(汗) それでもたまには書店で平積みされている本を手に取ることがある。今回の『嫌われ松子の一生』もそんな本の中の一冊だった・・・。

内臓破裂の暴行死という無残な最期を遂げた松子。彼女がなぜそのような死に方をしなければならなかったのかという謎が、松子本人の告白とその死によって彼女の存在を初めて知った甥・笙が探求する彼女の人生の側面から綴られて行く。

題名のインパクト、映画化されるという帯に惹かれて購入決意。気の毒な不可抗力もあるがヒロイン松子の軽率さや愚かさにイライラ、絵に描いたような転落人生にもちょっと辟易してしまった前半(読みやすいんだけど)。しかし、後半は一気にスパート! 人生の転機なんていつ訪れるか分からない。こんな話なんて有り得ないよ!と一笑することが出来なくなっている自分がいた。ラストには胸が締め付けられる。特に女性は一読の価値あり。映画化される際にはせめて演技力のある女優がキャスティングされることを望む・・・。


嫌われ松子の一生 (上)
山田 宗樹 / 幻冬舎


嫌われ松子の一生 (下)
山田 宗樹 / 幻冬舎
[PR]
by blue-ryan | 2004-12-23 14:27 | 読書感想