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≪映画≫『ミリオンダラー・ベイビー』
いまだに韓国ドラマ『アイルランド』を少し引き摺っているというのに、そんな私にこんなところで微妙な追い討ちが!(謎)

泣くというよりも涙が溢れて仕方ありませんでした。画面が見えないっての! ただでさえ陰影の強い映像なんだから~! もうウルウルじゃないもの。ドバーッて感じ。それでいて嗚咽等はなく、なぜか無性に涙だけが流れ出る作品でした。

ヒラリー・スワンクのファイトシーン、思わず拳を握って応援しちゃいました。恰好いい!




ウェイトレスをしながらボクサーになることを夢見ている31歳のマギー(ヒラリー・スワンク)は、トレーナーのフランキー(クリント・イーストウッド)に自分を売り込み、入門を希望。「ボクサーとして年を取りすぎている、女は育てない」と拒否し続けるフランキーだったが、ジムに住み込んでいる元ボクサーのスクラップ(モーガン・フリーマン)の口添えやマギーの強い熱意に負け、彼女を受け入れることに。フランキーの教えに忠実に従う努力家のマギーは瞬く間にタイトルマッチに挑戦するまでの大成長を遂げるのだが・・・。

ヒラリー・スワンクの筋骨隆々な身体に惚れ惚れ。そしてちょっと笑っちゃうくらい強すぎるマギー! 以前に育てていたボクサーにはなかなかタイトルに挑戦させなかったフランキーだけど、マギーには彼女の期待に応えて挑戦させてやる。でも、それは悲劇の幕開けだった・・・。


ガールファイト
/ 松竹

最初は『ガールファイト』っぽい作品だと思ってたんですけどねえ。全然違った・・・。
ミシェル・ロドリゲスも結構好き~。強面好きか?(汗)






以下、完全ネタバレ!!



人間の尊厳ってホント何なんでしょう。マギーは頑張った。家族の愛にも恵まれず、ボクシング以外に生き甲斐を見つけられなかった彼女が努力の末、ボクシング界の頂点を極めようとした。しかし、その晴れの舞台は彼女を奈落の底へと叩き付けた。そして彼女の全てを奪ってしまった。卑怯な熊野郎を恨まず、「フランキーの教えを守らなかった」と後悔するマギー。こんな頑張り屋のイイコがどうして・・・。 人生って不条理。それにしてもマギーの家族には殺意すら覚えたわ。そんな家族を愛そうとするマギーがまた切なくて。それでもいないよりはマシだったんだよね、きっと・・・。

ヒラリー・スワンクにはガサツで少年っぽいイメージがあるんだけど(あくまで私の持つイメージですが)、一方でセクシーで女らしく感じる不思議な魅力の持ち主。作品が面白くなくても(何気に失礼)、彼女を見た~い!と思わせてくれる女優さんのひとりです。クリント・イーストウッドとモーガン・フリーマンの燻し銀コンビも本当に渋くて恰好よすぎる。モーガン・フリーマンは助演男優賞を取って当然だわ。まさに縁の下の力持ち。そして作品賞・監督賞・主演女優賞、どれも納得。後半、マギーの身体を拭いていて床ズレを見つけたフランキーがマギーから「ありがとう」と笑顔で言われて見せた何とも言えない悲哀の表情に胸を鷲掴みにされました。あぁ、今思い出しても涙が・・・。

自殺という行為に大手を振って賛成は出来ないけれど、動くことの出来ない本人の意思を無視して他人が強制的に生かし続けることは許される行為なんだろうか。拷問ではないのだろうか。今まで漠然とどんな天寿であれ全うするのが人として生まれた務めだと思っている部分がありましたが、人として最期を選ぶ権利もあるのかも知れない・・・。 尊厳死の良否を問う作品ではないけれど、少し考えさせられてしまいました。

フランキーから送られたガウンに縫い込まれていた「モ・クシュレ」の意味は重い・・・。 意味を知るアイルランド人たちが喝采した理由、やっと意味を教えられたマギーの表情にまた涙。意外にも後味は悪くなかったです。
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by blue-ryan | 2005-06-04 14:42 | 映画一般