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カテゴリ:読書感想( 11 )
≪Book≫『悪魔の眼』
この本ってハーレクインが発行してるんですね! ハーレクインと聞いて、ついロマンスを連想しちゃったんですが、如何せん怖ろしかったです(汗) ロマンス的な要素もないわけではないですが、ヒロインがFBI特別捜査官。そしてプロファイラー。猟奇的な犯行描写が生々しいんです・・・。 「こんなのあるわけないやんけー」と一笑で終わらせられない、私の苦手なジャンルです(汗)

ヒロインはマギー・オデール捜査官。とっても魅力的な女性であるマギーが少年連続殺人犯のプロファイリングを行う為にネブラスカ州の田舎町を訪れ、これまたとっても素敵なプレイボーイ保安官ニックと結託して悪魔(犯人)に立ち向かうというストーリー。

お世辞抜きにも面白い小説なのですが、なんと筆者アレックス・カーヴァのデビュー作なんだそうです! 実際にネブラスカで起きた連続殺人事件にヒントを得て創作したんだとか。現在、私はシリーズ2作目『刹那の囁き』を読んでいるのですが(現在日本では4作目まで発行されているはず)、この1作目『悪魔の眼』以上に怖いうえに面白くて、分厚い文庫にも関わらずサクサクッと読み進めています。登場人物たちが妙に人間くさいのもリアリティを増して魅力的。サイコ・サスペンスが好きな人はきっと気に入るはずです!


悪魔の眼
アレックス カーヴァ Alex Kava 新井 ひろみ / ハーレクイン
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by blue-ryan | 2005-08-25 00:03 | 読書感想
≪Book≫『人形霊』
人形霊
小島 由記子 チョン ヨンギ / 竹書房








今週末から日本公開の始まる韓国映画『人形霊』のノベライズ本を読んでみました。

映画の日本公式サイト(ホラーの苦手な方は要注意!)

これ、怖いかも・・・。 あくまでも文章として読んだ感想ですが。だって、まず人形ですよ! 私はこの時点ですでにヤバイ^_^; 子供の頃、どうしても市松人形が怖くて物置にしまってもらった覚えがあります。ごめんね、あの時の市松人形さん・・・。 西洋人形の伝統的な様式であるらしい、精巧な『球体関節人形』がストーリーの重要な鍵となっています。人形に霊が宿るというテーマは日本の怖い話にもよく出て来ますが、この球体関節人形とやらがまた市松人形に負けず劣らず、名前からしてとっても不気味!(>_<)  霊が宿っていると言われても否定出来ない存在感を醸し出しています。私は信じないけど。信じたくないけど・・・。

オチはまあともかく、後半のパニックシーンはなかなか臨場感があり、忙しなくページを捲りながら読み進めました。「映像にすると怖いんだろうなぁ」と何度思ったことか。公開された見に行こうかなぁ、と思っていたのですが・・・ 只今思案中。展開が分かっていても恐怖シーンに耐えられるか(人形に耐えられるか)、暫く考えて決めようと思います(汗) 多分、怯えるほど怖くないような気もするんですけどね~。韓国ホラーだし(コラッ!) でも苦手な人形物なだけに侮れないかな、と。

さて、映画のヒロイン(でいいのか?)はキム・ユミなんですね! 彼女の出演作はほとんど見たことがないけど、その美貌は確認済み。そんな私にとってはやっぱり『ボイス』の母親役が一番ピンと来るので、この映画のスナップを見るとかなりイメージが違って見えます。活動的でボーイッシュな感じなのかな。でも、この映画の一番の売りは謎の美少女を演じるのがイム・ウンギョンなのでしょう。見たいけど怖いなぁ。悩みます・・・。
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by blue-ryan | 2005-07-11 23:18 | 読書感想
≪Book≫『クロノス・ジョウンターの伝説』
クロノス・ジョウンターの伝説
梶尾 真治 / 朝日ソノラマ








伊藤英明、ミムラ、ほか豪華キャストで映画化(『この胸いっぱいの愛を』)決定!
そして、演劇集団「キャラメルボックス」の手により、今秋、舞台化も決定!


上記、帯に惹かれて思わず購入してしまいました! 「クロノス・ジョウンター」とは、所謂タイムマシンの役割を担う機械の名前。趣旨は多少異なるものの時空超え繋がりなのか(?)、『バラフライ・エフェクト』を彷彿とさせられる部分も。後半は不覚にも電車で泣きそうになっちゃいましたよ。最近どうも涙腺が弱くなって困る・・・(汗)

大きく分けると3部作(他、外伝が1作あり)のような構成になっていますが、1作目よりは2作目、2作目よりは3作目・・・ と読み進むにつれて、「クロノス・ジョウンター」の存在意義が理解出来るようになったというか、ぐいぐいと惹き込まれてしまいました。辛口に書いちゃうと多少甘く感じる部分もあったんですが、感動的な展開が私のツボにブチ当たって気にならず。小説としても面白かったけど、映画や舞台にしても面白そうなホンです!

後から知ったのですが(汗)、『黄泉がえり』と同じ作家さんだったんですね! 似て通じる雰囲気があるので、『黄泉がえり』にハマった人なら感動すること間違いなし!(たぶん←弱気) 感想を書き始めると何を書いてもネタバレになっちゃいそうなので、この辺で自制します(笑)

心が温かくなる小説でした!
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by blue-ryan | 2005-07-07 21:40 | 読書感想
≪Book≫『20世紀少年』
20世紀少年 19 [特製CD付き]―本格科学冒険漫画 (19)
浦沢 直樹 / 小学館








漫画は滅多に読まないんですが、いざ読み始めると結構ハマっちゃうんですよね♪ でも不思議なことに巷で大人気な『NANA』の魅力なんかはイマイチ分からない・・・。 年か?(汗) 手塚治虫の『ブッダ』や『ブラックジャック』を読んでいると心打たれて涙が出たりするんだけどな ^_^;

『20世紀少年』というタイトルを見た時は思わずノスタルジック系?と思ったのですが、実際はタイトルにも添えられているように「本格科学冒険漫画」。でも科学というよりサスペンス&ミステリーといった言葉の方がしっくり来るような気もします。案外「歴史」ってのはこんな風に作られて来たのかもね・・・ なんて、「有り得ない!」と笑い飛ばせないリアルな部分もあって、読みながらちょっと怖くなることも・・・。 コミックが発行されている19巻まで一気に読破しちゃいましたが(続きが待ち切れん!)、1960~1970年代に少年時代を過ごした方には特に懐かしく感じられる作品かも。大阪万博を知らない私は愛知万博をイメージしながら読んでました・・・。

『YAWARA!』のアニメ絶頂世代だった私の中では、「浦沢直樹=YAWARA!」という図式が成り立っていましたが、『MONSTER』もかなり面白く読みました。怖かったけど(汗) 絶妙な個性を醸し出している浦沢直樹さんの「絵」がとにかく大好きです! 男も女も格好いいんだよね~。
「スピリッツ」のサイトに20世紀少年ギャラリーが公開されていました。カッコいいわぁ!(笑)

シリアスな中にも浦沢さんの悪戯?とも思える笑いのツボが練り込まれていて、楽しませてくれます。ちょっぴりネタバレですが個人的には「Dr.キ●コ」がお気に入り。絶対に狙ってるでしょ!?(笑) 面白いネーミングの他にも皮肉を込めているのか、どこぞの誰かのソックリさんも登場させたりして飽きさせない。しかもホントに似てたりするし ^_^;
 
しかし、やっぱり完結してから読むべきだったかな。続きがいつ出るとかチェックしきれないから、自分がどこまで読んだのか分からなくなりそう(汗)
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by blue-ryan | 2005-07-04 00:38 | 読書感想
≪Book≫『マドモアゼル・モーツァルト』
b0070963_11311795.jpg←「河出書房新社」より

ラジオを聴く習慣はないのですが、それでも一時期ハマっていたのが『青春アドベンチャー』というラジオドラマ。テスト前の一夜漬け中に偶然聞き始めたのがきっかけだったと思います(汗) このラジオドラマのおかげで舞台に興味を持った、といっても過言ではないくらいいろんな意味で恩恵を与えてくれた枠でもあります。でもまだ放送されていたとは驚き!
NHKオーディオドラマ

私が聴いていたのは1992~1993年頃になるのかな? 真夜中に怯えながら聴いた『あたしの嫌いな私の声』がキャラメルボックスの作品だと後から知って驚いたし、渡辺いっけいさんを始め、何人もの役者さんたちをこのシリーズで認知しました。ホント恩恵あるわぁ。

で、『マドモアゼル・モーツァルト』に話を戻します。ラジオ版は音楽座ミュージカルを脚色して流していましたが、元々は福山庸治の同名漫画が原作。2002年に発行された限定版で読みました。「モーツァルトは女だった!」というちょっぴりありがちな「歴史の"if"(もしも)」がモチーフ。『アマデウス』と同じように(?)モーツァルトに翻弄されて追い詰められるサリエリの苦悩、そして妻コンスタンツェとの微妙な関係が斬新に解釈されていてとても面白いです。しかし、天真爛漫すぎるヴォルフガングことエリーザに振り回されるコンスタンツェにも同情の余地が・・・。 すごく愛しいキャラだけど、傍にいるのは大変だよね(汗)

見に行かねば!
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by blue-ryan | 2005-06-18 11:24 | 読書感想
≪Book≫『バタフライ・エフェクト』
バタフライ・エフェクト
ジェームズ・スワロウ 酒井 紀子 / 竹書房








期待してましたが、おもしろかったー!! (原作の読書感想です)

これまた再度読み返したい系の小説です! 我慢できず、映画を見る前に原作を読んじゃいました。バタフライ・エフェクト。「初期の些細な違いが後に大きな差を生む」というような意味で、つまりターニングポイントでの選択をほんのちょっとでも間違ってしまうと後々の人生に大きな影響を及ぼしてしまうというわけです。深く考えちゃうと怖ろしい(汗) 『逆転に生きる』とある意味似たような話かな。違うか(汗)

映画のコピーに「5つのクライマックス」とありましたが、原作を読むとその意味がよくわかりました。外国小説が苦手だわ~という理由のひとつに登場人物の名前が覚えられない!というのがあると思いますが、その点、『バタフライ・エフェクト』は登場人物が少ないです。しかもその数人がいろんな位置から何回も出て来るのでイヤでも覚える(笑) いつも何度も登場人物紹介を読み直してしまう私でさえ無問題でした!

歯車の狂った初恋の少女ケイリーの人生を再生させようと何度も過去へと遡る主人公エヴァン。しかし、何度繰り返しても結局ケイリーが行き着く先は不幸な人生でしかない。ケイリーの幸せを願うエヴァンが苦悩の末に考え抜いた決断とは・・・。

映画の公式サイトはこちら 近いうちに見る予定です♪
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by blue-ryan | 2005-06-09 22:37 | 読書感想
≪Book≫『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』
ノベライズ本の感想です。映画は未見、核心には触れませんが、以下、少しだけネタバレ を含みます。

ハイド・アンド・シーク―暗闇のかくれんぼ
アリ・シュロスバーグ 小島 由記子 / 竹書房








『シックスセンス』系の話だと思ってたら、意外にもサスペンス・スリラーだったんですね~! ホラー映画よりもホラー小説の方が想像してしまうから怖い!という人もいると思うのですが、私は視覚的な怖さの方が苦手なので、「映像だったら怖そうだな~」なんて思いながら、サクサクッと軽く読めてしまいました。しかし何が驚いたって”チャーリー”が大人だったことですよ! CMだけの印象でチャーリー=少年という図式を勝手に作っていたので、その点、衝撃的でした(汗)

もう結末は知ってしまったし、パターンとしてもそう珍しいという感じではなかったけど、ロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニングのキャスティングは魅力的。どの程度、映画に忠実なノベライズか分かりませんが、ストーリーを知ってから見ても楽しめるかも!?と思いました。
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by blue-ryan | 2005-05-14 01:05 | 読書感想
≪Book≫『さゆり』&『芸妓峰子の花いくさ』
さゆり (上)
アーサー・ゴールデン 小川 高義 / 文芸春秋


芸妓峰子の花いくさ―ほんまの恋はいっぺんどす
岩崎 峰子 / 講談社








以前の記事でちょこっと紹介した『さゆり』ですが、やっぱりアメリカ人男性が書いたなんて思えないリアリティに圧巻です! 読みやすい&面白くて最後まで飽きずにサクサクッと読むことが出来ました。豆葉、格好ええなぁ。”善”だけじゃないところが余計に。演じるのはミシェル・ヨー。子供向け以外で初めて映画館で見たと記憶する『皇家戦士』の主演女優さんでした! しかしこんな渋い映画、誰が連れて行ったんだ・・・?(笑)

一方、『芸妓峰子の花いくさ』は、いい意味でも悪い意味でも第一線で活躍された舞妓・芸妓のプライドをひしひしと感じさせられる一冊でした。有名な話なのかも知れませんが、後半は有名俳優との不倫を赤裸々に告白されていて、その俳優さんの妻(こちらも有名な女優さん)である人のことを思うと微妙だったりするのですが、前半(謎の家族構成&舞妓になる前後)は興味深かったです。『さゆり』の原作!なんて本屋で紹介されていたので(真偽は不明)、「初桃のモデルはこいつか!」なんて勝手に想像しながら読んだりして。実在する人物に対して物怖じしない書き方をしていてスゴイなぁと思いながら読んでいましたが、洒落みたいなものなのかなぁ。当時の写真が交えてあるのが楽しいです。確かにナンバー1になるだけある美貌だわ・・・。


★オマケ★

皇家戦士 デジタル・リマスター版
/ ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン


ちょっと欲しいな、コレ(笑)
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by blue-ryan | 2005-03-18 21:28 | 読書感想
≪Book≫『女優』
偶然目にしたエッセイでの表現が妙にツボにハマってしまった作家、それが春口裕子さん。この人はどんな小説を書いているんだろう?と興味を持って購入したのがこの『女優』だった。随所随所に私のツボをくすぐる記述があって(ごく個人的なツボでどこがどうと説明できないのが残念!)読みやすいものの、正直、ハラワタが煮え繰り返るっちゅーねん!(笑) 美しく外見を着飾った女たち。でもその内側にはドロドロとした虚栄心が潜んでいるわけで。まぁ、女なんて見栄を張っていても内実は意外とこんなもんさと理解できる部分と、こんなヤツァおらんやろ!という怒り部分が混在。でも最後まで読むと妙に清々しく、後味は悪くないという不思議な小説。


女優
春口 裕子 / 幻冬舎
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by blue-ryan | 2005-01-12 00:28 | 読書感想
≪Book≫『嫌われ松子の一生』
私は電車通勤が長いのでよく本を読む。しかし正直言ってベストセラーになるような人気本こそほとんど読んでいない。趣味が偏ってるせいで(汗) それでもたまには書店で平積みされている本を手に取ることがある。今回の『嫌われ松子の一生』もそんな本の中の一冊だった・・・。

内臓破裂の暴行死という無残な最期を遂げた松子。彼女がなぜそのような死に方をしなければならなかったのかという謎が、松子本人の告白とその死によって彼女の存在を初めて知った甥・笙が探求する彼女の人生の側面から綴られて行く。

題名のインパクト、映画化されるという帯に惹かれて購入決意。気の毒な不可抗力もあるがヒロイン松子の軽率さや愚かさにイライラ、絵に描いたような転落人生にもちょっと辟易してしまった前半(読みやすいんだけど)。しかし、後半は一気にスパート! 人生の転機なんていつ訪れるか分からない。こんな話なんて有り得ないよ!と一笑することが出来なくなっている自分がいた。ラストには胸が締め付けられる。特に女性は一読の価値あり。映画化される際にはせめて演技力のある女優がキャスティングされることを望む・・・。


嫌われ松子の一生 (上)
山田 宗樹 / 幻冬舎


嫌われ松子の一生 (下)
山田 宗樹 / 幻冬舎
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by blue-ryan | 2004-12-23 14:27 | 読書感想