2005年 06月 25日
≪映画≫『マラソン』
![]() 「チョウォンの脚は?」 「100万ドルの脚!」 すっかりチョ・スンウ祭のような今日この頃(笑) それにしても素敵な映画でした。最近涙腺が弱くなったのか、これまた涙なしでは見れず。とにもかくにも無性に走りたくなっちゃう(笑) チョ・スンウ演じるチョウォンの弟、チュンウォンを演じたのはファンボ・ユン(『茶母』)やソンジュ(『天国の階段』)の子供時代を演じたペク・ソンヒョンくん。こんなに背が高かったっけ? もう「子役」って感じじゃないね~。 自閉症の障害を持つチョウォン(チョ・スンウ)は記憶力がよく、走ることが好きな青年。短距離ながらも優秀な成績を修める息子に期待を抱き、母親のキョンスク(キム・ミスク)はフルマラソンに挑戦させようと今は落ちぶれてしまった元マラソン選手チョンウク(イ・ギフン)にチョウォンのコーチを依頼する。 チョウォンの特徴ある甲高い声に癒されます。チョ・スンウはさすが器用な俳優です。もうチョウォンにしか見えないもの! コーチとのコミカルなやり取りも楽しかった♪ 酒浸りでどうしようもないコーチが格好よく見えて来るしね(笑) 謎解き映画ではないけれど伏線の張り方がこれまた素晴らしくて。そして、その伏線に触れる度、また涙が・・・。 以下、ネタバレ!! 自閉症の息子に対する母親の奮闘が痛ましい。ここまで育てた苦労は並大抵のものじゃなかったんだろうな、というのがヒシヒシと伝わって来ます。でも弟チュンウォンとしては兄に比べて自分が蔑ろにされていると思ってしまうだろうし、仕方ないながらも障害を持つチョウォンのことしか考えられない妻と次第に疎遠になってしまう夫も寂しかったんでしょう。母親の視点で見ちゃったせいか、一番大変だった時期に手を差し伸べてくれなかった夫に対しては何か腑に落ちない点も残るんですが(汗) しかし、地下鉄のシーンは泣けたわ。コーチに「この子はすぐ覚えちゃうから汚い言葉を言わないで!」なんて言い捨てた矢先、「この子は障害者です」とチョウォンから連呼されてしまう母親。つまり、自分がいつもそう言っていたってことだよね?(涙) そして、記憶力のいいチョウォンは幼少の頃、魔が差した母親に捨てられそうになった瞬間のことを覚えていて、二度と捨てられないようにと(おそらく無意識レベルで)いろいろなことを我慢してたんだ、と・・・(涙) そんなイジらしいチョウォンにも涙なんだけど、その事実を突き付けられた母親の衝撃がまた痛々しくてねえ。 着飾る役でないにも関わらず、キム・ミスクさんの美しさが際立っていました~! ■
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by blue-ryan
| 2005-06-25 20:26
| 韓国映画
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